1998年型RSV250トランスキットを製作する。 この年はアプリリアワークスの原田、カピロッシ、ロッシがチャンピオン争いをし、大ちゃんや中野がスポット参戦して好リザルトを残すなど非常に面白いシーズンだった。あの最終戦最終ラップのカ○アタックがなければ(?)、チャンピオンなっていただろう原田の愛機を製作する。 まずは各レジンパーツの洗浄&バリ取り後、仮組をする。パーツに歪みなどがあったら、お湯に漬けて修正。塗装前に出来るだけ入念に仮組をしてから塗装工程に入る。これ、ガレージキット製作の基本中の基本。 塗装開始。サーフェーサーで下地処理。ここで気泡やキズ、パーティングラインなどのチェックを行う。 ホワイトで塗装。このカウルは平面の部分が多く、下地で手を抜くと塗装後にアラが目立ちそうなので、いつもより更に下地作りに気を使った。 赤&黒で塗り分ける。黒いカウルって独特の雰囲気。 シルクスクリーン印刷のデカールを貼る。白いラインもデカールで再現した。 乾燥後、クリヤーでコート→研ぎ出し。これでカウルは完成。 ブラックのボディーは研ぎ出しが難しい。よーく見ないとわからないレベルだが、細かい磨きキズが残ってしまう。 同時進行で作ったロッシ号のカウル。250ccクラス初挑戦の若きロッシが大活躍(転倒も多かったけど・・)した車体だ。 アプリリアの車体はカーボン地が見えるパーツが多いので、デカールやメッシュ塗装でカーボン地を再現。写真ではわかりにくいが、ホイールからなにからカーボン風塗装しまくった。 ホイールは形状が近いタミヤTZ250Mのマルケジーニを流用。マルケはスポークのエッジが立っているので、アプリリアのカーボンホイールのようにスポークの角を削りチョット丸めてみるとイイ感じになる。 細かいパーツも塗装&デカール貼り。 リヤ足周りから組立開始。スイングアームにもカーボン風塗装を施した。 ホイールはネジではなく、外径0.2mmの真鍮パイプで固定。 チャンバーも取り付ける。これにもカーボン風塗装。RSVはカーボン風塗装の嵐(涙) リヤブレーキホースは配線留めを使って、実車同様スイングアーム左側面を通らせる。(配線留めはフレームパーツと一体で抜いているので間違えて捨てないで下さい!) アッパーカウルにバキュームのスクリーンを取り付ける。 メインフレームにカウル、その後フロントの足まわりを組み付けた。 実車フレームはピカピカのバフがけ仕様なので、出来るだけぴかぴかの金属色にしたい。クレオスの「メッキシルバー」を初めて使ってみたが、コレが予想以上にメッキっぽかった。面白い塗料だな〜。 まあ、厳密に言えば実車のバフがけフレームの質感とは違うが、そこそこ雰囲気は出たかな?ここはホワイトメタルパーツにして磨き込めば実車に近い感じになるかも。 シート下のチャンバーには焼け跡風塗装。 最後にフロントフェンダーを接着して完成! 黒くテロテロ光る車体が格好いいっす。原田が大活躍していた98年シーズンが蘇る! そんでもってロッシ号。長身のためかスクリーンが原田号よりチョット高い。 カピ号も作りたいのだが、アッパーカウルのイラストの良い写真が無くデカールが作れない・・・(涙)どなたか良い資料があれば送って下さい〜。 その後、99ロッシ号も作ってみた。カラフルでイケてるカラーリングだ。 後期型のカウルも作ってみた。より作り易くなるように数カ所改良も施した。 99シーズン、ロッシのアプリリアはシーズン途中からカウル形状が変化している。開幕数戦は98シーズン使用していたタイプのカウルだったが、第五戦からアッパーカウル形状が変わり、ナックルガード部にもう一枚カウルが追加され二重構造になっている。この特殊なナックルガード形状はそれ以降04シーズンまで使われた。 96&97タイプのパーツも作ってみた。 このタイプのカウルは96シーズンから98シーズン途中まで使用された。アッパーカウルやアンダーカウルの形状が大きく異なる。結局96〜99シーズンでカウルパーツを3種類作った。比較的変化の少ないように思えるアプリリアのマシーンも、さすがにレーシングマシーンなので、なんだかんだと細かく変更点があるようだ。 仮組。 97シーズン以前はブレーキキャリパーがラジアルマウントでなく旧式の取り付け方法だったので、ボトムケースも作り直した。 そんなこんなで、ビアッジが3連覇を決めたチャンピオンマシーン完成〜!ゼッケン「1」が格好いい〜! 次は大ちゃんとチャンピンオンを争った01アプリリア原田号を作る。黒いボディーにゴールドのライオンがカッコいいイケてるデザインの車体だ。 自作シルクスクリーンデカールを貼って、クリアーでコーティング。 車体を組み上げる。スイングアームにもグラフィックが描かれていて面白い。 実写の写真や映像を見ると、この01 RSW250のカウルはつや消し仕上げになっているようだ。通常レーシングバイクのカウルは艶があるのだが、この車体は独特のつや消し仕上げになっているのが特徴的だ。 今回はクリヤー塗装&ペーパーがけ後に水性トップコートを吹いて「半つや仕上げ」にしてみた。 外装、スクリーンやアッパーカウルステーなどを取り付ける。 完成〜! アプリリアの250マシーンを作ってから10年以上経った2021年。ロッシの引退を受けて、作り途中だった1999年の後期型RSV250を完成させることにした。 カウル類を塗装。まずは下地作り。 ベースホワイト。 赤い部分を先にペイント。 カーボン地そのままのシートカウルにはカーボンパターンのデカールを使用。 スポンサーデカールも貼っていく。 塗り分けの境目は、シャープになるようにマスキングではなく、塗装したライン状のデカールを使う。 クリヤー塗装と、ペーパーがけを繰り返し、デカールでの段差の無いピカピカのカウルを作る。 バキューム製のスクリーンパーツをピンで固定。この作業するの久しぶりだな・・・ 車体も組み上げていき・・・ タンクとシートカウルを取り付け。 細かいパーツを取り付け、パイピングも施す。 完成です! やっぱ、2ストロークマシーンはシンプルかつ美しい! |