'92 YAMAHA YZR500 #1


ワンフェス2008冬用に作った92のトランスキットの完成見本を作る。92シーズンと言えばレイニーが怪我を乗り越えて3連覇を達成した記念すべきマシーンだ。
本来これはモデラーGP2007に向けて完成させるつもりだったのだが、昨年後半はいろいろと忙しく、あまり模型を作る時間が取れなかったので、今回あらためてWFを目標に完成させたい。

1992 YZR500のガソリンタンクは金属製の給油キャップが中央にあるのと、樹脂製のキャップが右前にあるタイプと二種類あったよう。
右写真は金属製の給油キャップのタイプ。

今回は樹脂キャップが右前にあるタイプで作るので、前部の凹みをパテで埋める。

二つのタンクの違いはこんな感じ。
ちょっと手を加えればキット付属のパーツでどちらも再現できるようにしてある。

フロント足周り。マルケ3本ホイールに新型のオーリンズ倒立サスペンション+ブレンボカーボンディスクブレーキを再現した。

カウルの間に収まるラジエターは左右を削りながらピッタリ合うように摺り合わせする。

仮組。イイ感じ。
長らく基本的な車体構成が変わっていないYZR500だが、80年代のYZR500と比べると、スッキリしたカウリングになっている。個人的にはこの90年代前半のYZR500が一番好き。

アッパーカウルのスクリーンとの接合部はリューターで出来る限り薄く削って、スクリーンパーツがツライチになるようにする。ここの仕上がりは見栄えに大きく影響するところなので丁寧に工作したい。

カウルを赤/白に塗装。サイドカウルのマルボロマークのデカールを貼ろうとしたら・・・形が合ってない。写真のようにズレちゃう。

*ゴメンナサイ。同じデカールシートに付属している補修用デカールを切り貼りして修正して下さい。

デカールを貼って、全体にクリアーをかける。

何回かクリヤーでコーティングした後、#2000のペーパーを全体にかける。

コンパウンドで磨くとピカピカ〜(嬉)
裏側をフラットブラックで塗装。

いつものようにチャンバーを焼け風塗装。

タイヤのミシュランマークは付属のデカールではなく、タミヤの「'86 HONDA NSR500」キットに付属していたタイヤ用マークを流用。

リヤ足回りを組み上げる。

メインフレームにエンジン・ステムを取り付ける。

今回は各部ピン留めにヒロのリベットを使った。虫ピンより頭が平べったいので見た目が良い。

スイングアームをエンジンに差し込んで、フレームと合体。

パイピングやら細かいパーツの取付やら作業を進める。

チャンバー、シートカウルを取り付ける。

スクリーンはエナメルのクリヤーブルーを軽く吹いた。レイニーはこのブルースモークスクリーンを好んで使用していたようだ。

アッパーカウルステーを真鍮パイプで作る。

ステアリング周り&各部のパイピングを施して・・・

レイニーV3マシーン完成!
当時はこのマルボロカラーにメチャメチャ憧れたもんだ。今見ても格好いいな〜。