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'88 Lucky Strike YAMAHA YZF750
アツシバシブランドの'88 YZF750トランスキットを手に入れた。
このマシーンは私の永遠のヒーローであるウェイン・レイニーが鈴鹿8耐でポールポジション&初優勝した車体。レイニーマニアの私としては嬉しいマシーンのキット化。気合いを入れて製作スタート!
トランスキットはレジンパーツ・バキュームのスクリーン・デカール・説明書の構成。
レジンパーツはとてもキレイに抜けている。
ママレモンで洗浄後バリ取りや気泡埋め処理をする。カウルのエッジは薄肉加工。
凹み部分をパテ埋め。
なんせ16年前の車体なので、当時の資料を揃えるのに苦労した。
主要部品を取り付けて、前後ホイールと車体が適正な位置に来るように微調整しながら仮組。
マフラーのエキパイはそのままではカウルと干渉するので、途中でチョン切って取り付け位置も調整。
アンダーカウルのレジンパーツはプラパーツと接着してツライチになるように加工。ミラーやウィンカーの穴もパテで埋めた。
とりあえず仮組みしてみる。エンジンパーツはあちこちを削り、アンダーカウルと干渉しないように摺り合わせをした。
右側から。サイレンサーステーは付いていないのでプラ板で自作。
掃除機のホースのようなエアダクトも仮組みする。
レーシングスタンド用の耐久用フックはプラ板で自作。
トランスキットにはバキュームパーツのスクリーンが付属しているが、タミヤキットのスクリーンをそのまま使うことにする。このパーツ、ベースキットがストリート用車種のFZR750であるために、スクリーンの縁にはゴムのモールドが再現されている。
レース用マシーンのスクリーンには当然こんなゴムは付いていないので、段差を消さなければならない。
盛り上がっている縁をヤスリでガシガシ削る。透明のスクリーンは削り傷で白くなってしまうが気にしない。
目の粗さの違うペーパーを使い、徐々に傷を消していく。
最後にコンパウンドで磨けば透明に元通り!
バキュームパーツのライトカバーもピン留めで仮組する。左側のライト穴は巻いたプラ板を付けて若干小さくした。
エンジン左側も改造して乾式クラッチ風(笑)に改造した。
カウルの塗装開始。まずはホワイト。
マスキングして赤い部分を塗装。
このキットにはアルプスMDプリンターで出力した自作デカールが付いている。失敗したときのために二枚組みになっているのは親切な配慮だ。
このデカールを慎重に貼っていく。多少シワがよったり色がハゲても気にせずマークソフターで定着させる。色がハゲた部分は乾燥後に塗料でタッチアップ。
デカール乾燥後はクリヤーを重ね吹きしてコーティング。
エキパイ部分に焼け跡風塗装。この時代のサイレンサーってアルミなんだな〜。なんか新鮮。
バキュームパーツのライトカバーにゼッケンデカールを貼り、虫ピンでカウルに固定する。
ピッタリ合うように摺り合わせするのが結構大変。
その他細かいパーツを塗装して組み上げの準備完了。
まずはフロント周りから。最近のレーシングマシーンはカーボンディスクだから必要ないのだが、この当時のマシーンのフロントブレーキディスクは鋳鉄(?)製で冷却用の穴が空いている。ディスクの穴空けが面倒。
フレームにエンジンを乗せ、リヤ周りも組み上げる。やっぱGPマシーンと違って横方向が大きいな〜。
資料を参考に軽くパイピング。コネクターはMIEさんのパーツを流用。このカスタムパーツ重宝します。
シートカウルしたからチラッと見える配線が80年代風(笑)
テールランプをシートカウルに虫ピンで固定。シートカウル後方に突き出ているブリーザーパイプも透明チューブを使って再現した。
ガソリンタンクも真鍮製フレームにしっかり固定。上部のキャップ部ボルトは全部虫ピンに置き換えた。
シートカウルを取り付けてリヤサスの別体タンクのホースも追加。
そんなこんなで完成。80年代の香りがプンプンなフォルムです。
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