z K's Workshop
2019 YAMAHA YZR-M1 #46


2019年版のYZR M1。モビスターがメインスポンサーを降り、モンエナがメインになったカラーリングは、黒の面積がかなり増えた。
ここ数年、ホンダとドカティーに後れを取っていると言われていたヤマハが復活してきた。若手が台頭してきて、ロッシは苦戦気味のシーズンだったが・・・

アッパーおよびサイドカウルは2018年モデルから変化は無いよう。新人のファビオだけ、リヤフェンダーは穴が開いてないタイプを選択していた。

フレーム・スイングアーム。

2019年シーズン、ヤマハワークスはシーズン前半と後半でシートカウルの形状が変わっていた。シーズン前半バージョン(左)は2018年後半より採用されていた幅広デザインで、後半バージョンは幅がスリムになっている。

ファビオはシーズンを通して古い2018年前期バージョンを、フランコは途中からワークスが2018年後半から使用していたシートカウルを使っていた。
全部のバージョンのシートカウル原型を作ってみたが、2019年版のワークスのトランスキットはスリムな後半バージョンで出すことにした。

ワークスが2018年後半から使用し、2019年前半採用していたバージョンのシートカウル。

こっちは後半バージョン。横幅がかなりスリムになっている。

ワークスのみ、アンダーカウルの形状にも変化あり。後側が切れ上がったデザインになった。

複製したレジンパーツで仮組スタート。

カウルの合いなどを確かめ、各パーツの調整をしていく。

サーフェーサーを吹いて、もう一度仮組&パーティングライン等のチェック。

フレーム・スイングアーム・ホイールなどの取り付けも、微調整しながらすると良いだろう。

タミヤの2009年版のインジェクションキット(ドナーキット)も入手困難なので、ウチの「ドナーパーツセット」も使用して組み上げていく。

ロッシ以外の3人はヤマハ純正クラッチ、ロッシだけはEXEDYのクラッチを使っていた。

フロントフォークはファビオ以外はカーボンフロントフォーク。

細かいパーツを付けて・・・

カウルも付ける。

ビニャーレス号は追加のシートストッパーが付いていた。
(トランスキットにもこのパーツ入れておきます)

ファビオとフランコも違う形状のシートストッパーを装着。

ライダーによって、色々と違いがあるな〜。ロッシだけは昔から追加のシートストッパーは使わない。身長が高いからかな?

アンダーカウルと干渉するエキパイ部分を削って調整する。

シートカウルがずいぶんと小ぶりになったな〜。

タンクカバーに貼られている、滑り止めのラバーシートも、年々面積が広くなっている。

まずはカウル類から塗装。2019年の車体は、ほとんど全体が黒でなので、塗り分けはシンプル。塗装が楽なカラーリングだ。

ウィング周辺のマスキングがチョット面倒。青と黒の一部境目はグラデーションになっているので、エアブラシでグラデ塗装。2色で塗り分け後は、一回クリアーでコーティング。

#2000のペーパーをかけて、表面を整えてからデカール貼り付け。

デカール乾燥後、クリヤを何層か重ね塗り。

クリア乾燥後に#1000→#2000のサンドペーパーでペーパーがけ。

またクリアー塗装。これを繰り返す。

デカールの段差が無くなって来たら、最後に薄めのクリアーで最終コート。

細かいパーツを付け、裏側をフラットブラックで塗ったら、ほどよいツヤ感のカウル完成。

2019年バージョンのしゃがみ込みフィギュアも一緒に作る。

先に蛍光イエローを吹いておいて・・・

青と黒を塗装。バイク同様、かなりダークなカラーリング。

マスキングは大雑把にしておいて、細かい所は筆塗り。

スミ入れも施し、細部をキリッとさせる。

こんな感じ。

用意したシルクスクリーンデカール。

ここで、お尻と太ももの下側の塗り分けを違えていることに気付く。青く塗装しなおした。

デカール張り付け後、全体をクリアー塗装してコーティング。

ヘルメットのアゴの箇所のデカールはチョット大きすぎるようなので、左右を数ミリ詰めて調整して下さい。

メットの帽体部分は半ツヤなので(正確には濃紺の部分のみ)、バイザーをマスキングして半ツヤクリヤーで上塗り塗装。

乾燥機でしっかり乾燥。

ボディー部も、銀のプロテクターの部分以外を半ツヤクリヤでコーティング。

しゃがみこみロッシ完成。

イイ感じ。

カワイイ・・・(笑)

バイクの車体の組み上げ。

塗装したパーツを取り付けていく。

フロントサスのアウターチューブ部分にはカーボンシートを貼っている。このカーボンフロントサスだが、登場した最初の頃よりカーボンの面積が広がっているよう。

エアクリーナーボックス(?)も取り付けた。

フロントブレーキディスクはサークルカッターで切り出したマスキングテープで、塗り分ける。
ヤマハはシーズンを通して340mmのハイマスタイプを使っていた模様(ホンダは小さい320mmの時が多かったように思う)。

タンクとシートカウルをフレームに乗せる。ツヤ有りの黒いカウルは、指紋が付くと目立つ・・・

ハンドルなどの小物を接着し、各部のパイピングも施した。

この状態で、しばし鑑賞・・・(笑)

ステダンなど細かいパーツも取り付け・・・

最後にアッパー・サイド・アンダーカウルを接着。アンダーカウルは、虫ピンを使用してシッカリ固定する。

大型のブレーキ冷却用ダクトをフロントサスのアンダーブラケット部分にピン留め。ロッシはこのダクトをよく使用していた。

最近は皆貼っている、タンクの滑り止めのラバーパッドもいつもの通り、プロッターで切り出した薄いラバーシートで再現。

2019年シーズンのロッシのM1完成!

ヤマハワークス史上、最も黒いM1。カッコイイカラーリングだ。

サテライトに移籍するロッシの復活に期待!!



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