2016 YAMAHA YZR-M1 #46


2016年版のYZR M1製作スタート!

2016年バージョンのアッパーカウル。2015年版から若干変わっている。
そして2016年の大きなトレンドとなった、2015年版より更に大きくなったウィング。
しかし2016年ワークス仕様のウィングはサイズがでかい!(笑)

2015年後半から採用されている、サイド部に大きな肉抜きがあるメインフレーム。

スイングアームも2016年版を製作。2015年にロレンソのみが使用していたタイプを、今年はヤマハの4人全員が採用しているようだ。

カウル&タンク関係

#46 ロッシ専用シートカウル&フロントブレーキ用ダクト。ロッシはこのダクトを使う事が多いよう。

#99 ロレンゾ専用シートカウル。後ろ側が肉厚。
相変わらずロレンソだけが、タンクキャップカバーを使用している。

ブレーキレバーガード。

その他、細々としたパーツ。全てリファイン。

2016年版新型オーリンズFサス。トップキャップの形状がユニーク。ワークスチームのみ採用しているよう。

そして、2015年から2016年型M1を比較して見たときに、最も目立つ違いであるホイールを今回も3D CADで製作。
2016年シーズンはレギレーション変更でタイヤがブリジストン16.5インチからミシュラン17インチに変更され、MFRのホイールもスポーク形状が完全に変わった。リムのサイズも若干大きくしてある。1/12になると、僅かな差だが・・・

2015年版16.5インチホイールと、2016年版17インチホイールの比較。

16年版のエギゾーストはメッシュの六角形のサイズが大きくなった。
2015年版(左)と比べると、結構見た目が違う。

完全リニューアルの2016年版M1の原型はこんな感じ。

複製したレジンパーツをサーフェーサーで下地処理。

で、仮組みしてみる。

横向きになっているフロントホイールのエアバルブも再現

チャチャっと・・・

組み上がりました〜

もう一つの2016年モデルの特徴は、エンジンのスタートがリヤホイールを回す方式から、エンジンに直接スターターを繋ぐようになった事だ。そのため、サイドカウルの左側の形状が大きく変わった。

シルクスクリーンデカールも印刷業者から上がって来た。



2016年版のメットも作る。

今回も白く塗った帽体にデカールを張って、このグラフィックが再現できるようにした。

しっかりとしたコシがあって、張りやすいシルクデカールです。

AGV Pistaの特徴である、後頭部の透明のエアロパーツの部分は、複雑なグラフィックになっている。資料をしっかり見ながら貼っていく。

アゴの部分も貼り・・・

クリアを吹いて透明度を上げてから、エアロパーツを取り付けて、更にデカールを貼る。

全体をクリアコート後に、バイザー内と下側をフラットブラックで塗装。

ヘルメットキットには透明レジンパーツを付属させているが、レジン素材の収縮の関係か、少し小さめに出来てしまった。これでも問題ないと思うが、今回はタミヤの2009年用フィギュアに付属していた、良い具合にスモークがかかったプラパーツを流用する。
写真の部分をカットすれば、帽体にフィットします。

でけた!

続いて、ムジェロバージョン。こちらもシルクスクリーンデカールを印刷した。

ムジェロ、残念なエンジンブローが無ければ、ロッシ勝ってたかな・・・?



車体の製作スタート。
グレーサーフェーサーからホワイト塗装。

今回のヤマハブルーは、クレオスのGXメタルダークブルーとスージーブルーを1:1で混ぜたモノで塗装する。

M1のメタリックブルー、なかなか再現が難しい。写真だとメタリックに見えないが、実車を見ると細かいメタリック粒子が入っている。また、実車のブルーは結構濃いブルーなのだが、写真によって青みの具合が結構変わる。あまりメタリックが強くなりすぎない範囲で、それでも模型的な見栄えを考慮して、この塗料で塗装してみる。

2016年版のカラーリングは、塗り分けがシンプルで楽。

スクリーンのブルーはデカールのインクでは再現が難しいので、今回はカウルと同じ塗料を吹いて、切り出して貼ることにする。
*デカールセットには2枚このスクリーン用デカールを入れてあるので、塗装版も試してみて下さい。

デカール貼った後、クリア塗装とペーパー掛けを繰り返して、デカールの段差を消して、テロテロな表面に。

スクリーンのブルーデカールも、塗装版にしたので同じ色味になってイイ感じ。まあ、実車はよく見るとカウルのブルーとスクリーンのブルーが微妙に色味が違うので、同じ色にしちゃうと、ある意味リアルじゃないのかもしれないが・・・

ホイールにブレーキディスクを装着。ミシュランのタイヤデカールが新鮮
しかし、折角の新型ホイールも、車体に取り付けちゃうと、ほとんど見えなくなるんだよな・・・(涙)

リヤの足回りから組み上げる。

今までに何台M1組んだかな〜(笑)

アッパーカウルにウィングを取り付け。

外装を組んでいく。

配線関係も組み付ける。アクセルワイヤーは、いつも通り細めのリード線にしている。

じゃん!

2016年度版ヘルメットと一緒に!

モビスターヤマハ、キレイなカラーリングだ。

2014 ~ 2016年のモビスターヤマハ揃い踏み!!



M1用にエッチングパーツを作ってみた。エッチングパーツ製作は前々から挑戦してみたかったアイテムだ。

エッチング製造工場の人に色々教えてもらいながら、チャレンジしてみた。勉強になるッス。
写真のはテストショット。実際にパーツに組み付けてデータを調整し、製品版を仕上げていく。

ラジエターガードのメッシュ。タミヤの2009年版キット用のディテールアップセットにもエッチングパーツが入っていたが、近年の仕様にアップデートしてある。タミヤのは古いタイプで斜めメッシュだったが、最近のはタテヨコのメッシュになっている。

他にも色々と細々したパーツを作ってみた。エンジンスターター部、オンボードカメラステー、ブレーキペダル、フロントサスのトップキャップなど・・・

クラッチ側のエンジンカバーも作って見た。エッチングならではのカチッとした仕上がりになってイイ感じ。
近年のM1はクラッチの位置が以前のモデルよりフレーム側に寄っている。

マフラーのメッシュガードもエッチングで再現。
穴が貫通しているタイプと貫通していない簡易版の二種類を用意。〜2015年版と2016年版で六角の穴の大きさが微妙に違うので、計4タイプ製作。
マフラーパーツの原型もエッチングパーツの使用を前提にしたパーツをもう一個作った。

曲面にクセ付けしたエッチングパーツをとりあえず乗せてみた。レジンパーツの穴を彫り込んで貼り付けたらよりリアルになるだろう。

スイングアームのラバーチェーンガードとチェーン引きもエッチングで再現。



原型パーツもブラッシュアップ。 メインフレームの形状やステップホルダー形状などを更に見直した。

360度回転するリヤオンボードカメラパーツも製作。とっても小さい・・・

その他、オンボードカメラ用アンテナ、右側のステップカバー、ドライブスプロケの回転センサー、フットブレーキレバー等々、細かいパーツも追加。

スイングアームのチェーン引きは別体パーツで作り直してみた。
これでチェーン引き部分の塗り分けが楽になるな(笑)

エッチングも良いが、レジンパーツのみでも、結構再現力が上がると思う。

2016年 後期モデル、ロッシ号トランスキットのパーツ構成

細かいパーツ。テールカウル上のオンボードカメラは2種から選択式。

複製したレジンパーツで仮組。

ホイールのアクスルバーは1.5mmのバーか、真鍮パイプで組んで下さい。

右ステップ周りはパーツ数が多いッス。

出来ました〜

いや〜、何度見てもこのデッカイウィングは空きになれないな・・・(笑)



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