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2011 YAMAHA YZR-M1 #1
2013年型ヤマハYZR-M1を製作する。
今年のヤマハワークスは前年チャンプのロレンゾとヤマハに復帰したロッシのタッグだ!
毎年少しずつ改良を重ねているM1。今年も細々と前年モデルからモディファイされている。
前年の2012年モデルは、アッパーカウルやサイドカウルに追加のパーツをボルト留めするという、ワークス機らしからぬツギハギ風のカウルだったが、2013年ではキレイに一体化されたカウルになっている。12年の試行錯誤が形になった感じ。
12年シーズン開幕前に小型化されそうになったアッパーカウルは、結局2011年に近い形に戻っている。
タンクカバーも別パーツだった股間の部分が一体化され、分割線が変わっている。
またタンクキャップが深く潜り込んだ位置に変更されている。タンクの搭載位置が下がったのかな?
シートカウルも大幅に変更されている。昨年中須賀がモテギの日本GPで走らせていた先行開発車と同じような形状になっている。
座面のカウルもロレンゾとロッシでは違い、ロッシ車の方が後ろが肉厚になっている。ロレンゾ車はカウル自体は薄いが、その代わり分厚いストッパーが付いていいる。
そして、昨年から導入されたリヤランプは、今年はカウル内に埋め込まれている。これなら格好いいね。去年のは後付け感満載だったモンな(笑)
シートカウル形状の変更に伴って、サイレンサーステーは短くなった。
左ステップのシフトペダルも現行のモノを作った。
ヤマハワークス&サテライト共に、ホイールは今年もMFR製。
昨年作ったCAD&マシニング削り出しパーツを使う。
側面のモールドまで細かく再現してます。
そして、今回はサイレンサーもCADで作った。
出口付近の凹モールドを実車と同じように1/12で作ったら、モールドが目立たなかったので、少し深さをデフォルメしてみた。こっちの方が模型のサイズになったら、見栄えが良い。
こんな感じに仕上がった。イイ感じ!
って事で2013年のトランスパーツ。
レジンパーツで仮組開始。
別ぱーつにしたテールランプのレンズは、透明レジンも用意してみた。初回ロット分にはこの透明パーツも付ける予定。
シートカウルの形状変更に合わせて、サイレンサーステーも短くなっている。
カウル関係も、ちょっと摺り合わせしてもらえれば、チャチャッと簡単に組めます。
仮組みするとこんな感じ。
サーフェーサーを吹いて、もう一度仮組。
シーズン開始頃は見慣れなかった、下側に分厚くなったシートカウルも、見慣れてきてカッコ良く見えるようになってきた(笑)
やっぱ、M1のデザインはカッコ良いな〜
サイレンサーもイイ感じ!
シルクスクリーンデカール。
第四戦フランスGPではジャン・クロード・オリビエ追悼ステッカー「JCO」が、第五戦イタリアGPにSuisseGasというスポンサーステッカーがアッパーカウルにスポット的に貼られていたので、このロゴも入れておきました。
また、ロッシ車は第六戦カタルニアGPからスピードメーター全面(スクリーン内側)にメットをかぶったロッシが覗いているようなステッカーを貼るようになった。
このデカールはシルクスクリーンでは間に合わなかったので、アルプスデカールでキットに入れておきます。
2013モデルの特徴である、ミラー部はシルバーカラーに置き換えています。ミラーの印刷はデカールでは難しいし、クリアがけもできないので。
実車同様のミラー部分を再現するなら、ハセガワのミラーフィニッシュを切り出して使うのも有りかもしれない。
模型的な見栄えを考えた場合、どちらの方法が良いかな?
*一応キットには、ミラーフィニッシュを使った場合に必要になるデカールも入れてあります。
サテライトのテック3も作る。
テック3のサテライト機はワークス機と違い2012年ベースの車体を使っているようで、ワークス機とはカウル形状が異なる。
細かい専用パーツ。サイレンサーはレオビンチ(ワークスはアクラ)、クラッチもワークス機とは違う。
#36クラッチロー車のシートカウルは開幕戦のみ去年と同じ分厚いクッションを後ろに付けていたが、第二戦からは去年ドビが使っていたのと同じ専用シートカウルになっている。
クラッチローは長い股間のタンクカバーを使用。#38スミス車はロレンゾと同じ形状のシートカウルを使ったり、クラッチローと同じのを使ったり。
とりあえず、キットでは全部の仕様が作れるようなパーツ構成にしました。
TECH3のヤマハM1は前年と同じように、サイドカウルのエアアウトレット部分に板を貼り付けている。
キット付属のガイドに合わせて0.2mmプラ板を切り出して再現するのだが、クラッチロー車は上側のみで下側はこの板を付けていないことが多いようだ。対してスミス車は両方とも付けている。なんで、この2台で違う仕様にしているんだろうか???
テック3用シルクスクリーンデカール。
STANLEYのロゴが第六戦カタルニアGPから新しいモノに変わっている。デカールは新旧両方のロゴを入れておきました。
ちなみに夏休み明けのシーズン後半戦、インディアナポリスGPからクラッチロー号にはワークスと同じタンクとシートカウルが投入された。
パーツの塗装開始。いつものサーフェーサーで下地塗装。
気泡やパーティングラインのチェック。
ホワイトに塗装。
ブルーの部分を塗装していく。
今回はクレオスの「GX215:GXメタルダークブルー」を使用。
まずはこんな感じに塗り分け。
ラインデカールを貼っていく。
サイドカウルは、グラフィックデカールを先張りして、一回クリアーを吹く・・・
乾燥後、この部分をマスキングして・・・
ブラックの部分を塗装。
モンエナロゴを貼って、デカールの段差を消すためにペーパーをかけながらクリアを重ね塗り。
こんな感じで、とりあえず完成!でも良いが・・・
実車のシルバー部分はミラー仕上げなので、ハセガワのミラーフィニッシュを使って、仕上げる。
こんな感じで、切り出したミラーフィニッシュをシルバーの上に貼る。
既に他のデカールを貼り、クリアー塗装を施したカウルに・・・
ミラーフィニッシュ!
アンダーカウルにも!
いや〜、ギラギラ・・・(笑)
その上からデカール。ミラーの上にあるとくすむので、クリアの余白部分はギリギリまで切り取っておいた。
ロッシで作るかロレンソで作るか悩みどこだが、#46で!
他の部分にもデカール貼り。
フロントフェンダーもデカール先貼り方法で仕上げるのが楽。
一度デカールを貼って、クリアーをかける。
マスキングして黒部分を塗装。
黒部分のスポンサーでカールを貼って、クリアー塗装。
シルバーのライン部分にミラーフィニッシュを上張り。
カウル関係完成!!
シャシーの組み立て。
細々としたパーツを取り付けていく。
マフラーとシートカウル。
タンクに滑り止めラバーを貼る。タミヤのキット付属のラバーシートが二枚必要。
年々このラバーのサイズが大きくなっている。最近のトレンドみたい。
折角デカールで再現したグラフィックが隠れてしまう・・・(涙)
お次はフロントセクション取り付け。
この状態でもなかなかカッチョ良い。
タンクの上のグレーのラインはミラーではないのでご注意を!
完成!
これからもロッシの活躍に期待!!!
2014年バージョンのトランスキットと合わせて、2013年版もいくつか原型を作り直した。中盤から採用されたシームレスミッション用のパーツも製作。
テールカウルに付けるオンボードカメラ2台も新規でパーツ作成。
10個の新規パーツを追加。バージョン2.0として、リニューアルさせて頂きます。
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