予想外の活躍を見せている'09 HAYATEを製作する。車体にKAWASAKIのロゴは一切無く、カウルはウィンターテスト時のようなシンプルなカーボン地のカラーリングだが、独特な雰囲気を醸し出している。 今年大活躍して来年KAWASAKIカムバックしてくれないかな? '08の車体と外見上目立つ違いは、フレーム・シート・タンク部。 シーズン前のテストでは新形状のスイングアームもお目見えしていたが、シーズン開幕後は'08タイプに近い形状のスイングアームに戻ったようだ。 小柄なメランドリの体型に合わせてか、シートストッパーが大型になり、タンクカバーも後方に伸ばされている。 タンクカバーにはヤマハのM1みたいな放熱用(?)のスリットが入っている。 '08 ZX-RR同様、なかなかカッコ良いフォルムだ。ホッパーと共にライムグリーンで走ってほしかった・・・ 前後ホイールはレースによってマグタンとマルケジーニを使い分けていたようだ。 業者に依頼していたレジン複製パーツがやっと到着。WFまで一週間。間に合わせるように急ピッチで組み上げていく。 車体に上手くフィットするようにカウル内側をリューターで削り込む。 (特にアンダーカウル後方はリアサスのリザーバタンクと干渉するので、彫り込んで下さい。もしくは簡単に済ますなら、サスのリザーブタンク下側をカットして下さい。どちらにしろ、カウルを取り付けると見えなくなりますので。) アッパーカウルとサイドカウルの結合がしっかりするように、二カ所止め出来るようにステーを追加。 (アッパーとサイドカウルは塗装前に接着しても組めるので、仮組時に都合の良い方法を選んで下さい。) 後方に伸びたタンクカバー。シートカウルとの接合部の下側をチョット削り込む。 シートラバーパーツもいつものように薄々加工。 (タンク下のシートカウルの一部を削って下さい。タンクとシートは一体パーツにしたので、抜きの都合上、この部分をあまり凹ませられませんでした。) 外装パーツは全部真っ黒に塗装。 その後カーボン地の部分にSTUDIO27のカーボンデカール((M)を貼っていく。(S)の方が良いかも知れないが、模型的に見栄えがするので、デフォルメの意味も含めて(M)にしてみた。 キットに付属のシルクスクリーン印刷したロゴやラインのデカールを貼っていく。 (微妙にオレンジのグラデーションが入っている#33ゼッケンは、シルクスクリーン印刷だとアミがキレイに出なかったので、グラデがキレイに出るアルプスプリンタで印刷したデカールとシルクスクリーンデカールの両方をキットに入れときました。) カーボンデカールの切り取り用に、マスキングテープで型を取って・・・ 切り取ったカーボンデカールを貼る。 やっぱ、カルトデカールは貼り易い。曲面とかもマークソフターを使えば馴染みまくり。結構簡単に貼れちゃう。 「疾風」の毛筆体のロゴはカーボン地の抜き文字になっているので、デカールも抜き文字にしてみた。他の部分に使用しているのと同じカーボンデカールを一回り小さく切り取って用意する。 写真に写っている黒丸デカールはアンダーカウル下の丸ポッチ用。 まず、カーボンデカールをサイドカウルに貼る。 上から抜き文字デカールを貼って、クリアーがけ。研ぎ出しながらデカールの段差を消していく。 右の写真は研ぎ出し後。カーボン地が抜けた状態になる。なかなかリアル(嬉) *ラグナセカとザクセンリンクの2レースではではサイドカウルのラインが変更され、「疾風」の文字もただのグレーになっていたようだが、その後のイギリスでは元に戻っていた。 今回はクレオスのMr.カラーGXのクリアを使ってみた。 普通のクリアより、確かに塗膜が強い感じがする。 タンク(正確にはタンクカバー)部は黒く塗装されている場合と、カーボン地の場合と二通りデザインがある。 カーボンデカールを貼るのが面倒なので(?)、今回は黒いタイプをチョイス。 もろもろのパーツを塗装。 リヤ周りから組む。 スクリーン取り付け。 ワンフェス前日深夜、睡魔と戦いながら組んでいく。 マフラーのアクラポビッチロゴは入ってる時と入っていない時があったようだ。 塗装が面倒くさいレーシングスタンドの車輪。先にブルーを吹いて、外側のイエローを筆塗りする。 眠い中、細かい筆塗りは目がショボショボする・・・(笑) 完成〜。 あらためて見ると、やっぱカーボンデカールは(S)の方が良かったかな? この前作った07と3台並べてみた。 ハヤテ、来年も走ってくれると嬉しいな。もしくはカワサキMOTO-GP復活でお願いします! |