'08 YAMAHA YZR-M1 #46


タミヤの2009年型YZR-M1をベースに2008年モデルを製作する。
ロッシが3年ぶりの王者に返り咲き、ロレンゾがMOTO-GPにステップアップして大活躍したマシーンだ。

パッと見たところ2009年型によく似ている2008年型だが、やはり各部形状が違う。
タミヤのパーツとは分割ラインを変えて、アッパー+サイドカウルを一体にして、真ん中で接着するようにした。アンダーカウルはタミヤの2009パーツがそのまま使用できる。

タンクカバーの前の部分を製作。2008年型はエアクリボックス(?)がカバーから飛び出している。また、上部のエグリ形状も違う。

シートカウルもテール先端がチョット垂れ下がっていたり、あちこち微妙に形状が違う。

タンクはタミヤの2009パーツを使えるように、シートは本物と同じように上下で分割できるようにした。一体パーツにしないでこのパーツ構成にしたので、シートカウル横の奥に見えるタンクが実車同様に別パーツに出来る。

サイドカウル上面も2009から結構変わってます。

原型仮組。目立つところでは2009とはアッパー&シートカウル形状が違うのがわかる。

2008年型YZR-M1用トランスパーツの構成はこの通り。

シルクスクリーン印刷のデカール。
ブルドックは「天使版」と2種類入れておきました〜。

このトランスキットの製作にあたってはタミヤの2005年型のYZR-M1キットから足回りパーツを移植します。

サスのアウターチューブを2008年車に合わせるにはチョット短いので、プラ板などで1.2mmカサ上げします。

トップブリッジ上の突き出し部分のパーツを流用しても構いません。

こんな感じに。

続いてインナーチューブ横のカバーのスリットも開口します。
このスリット何の意味があるんだろう?空力?放熱?

レジンパーツを組み上げていく。

アッパーカウルの左右の結合は強度を出すため、芯を入れた方が良いでしょう。

まあ、特に問題なく組み上がります。

こんな感じ。

更にメインフレームにシートカウルを留める位置が、2008年仕様車は2009年モデルより低い位置にあるので変更します。
まずは穴部分にパテを盛り、

固まったら、余計な部分を切り落として、

ペーパーを当てて表面を整えて、

1mmほど低い位置に穴を開け直します。

わかりやすいように、サーフェーサーを吹いてみました。

*細かい部分ですが、気になる人は改造してみて下さい。この穴位置の変更を行わなくても、キットはそのまま組めます。

カウルの塗装に入ります。いつものようにサーフェーサーで下地作り。

ベースホワイトで下塗り。

パールホワイトで上塗り。クレオスの「ホワイトパール」を使用。
この上から一度捨てクリアーを吹いた後、表面を#1000ペーパーで足付け。

FIATカラーの塗り分けをマスキング

*塗り分け用台紙はコチラからダウンロードして下さい↓
You can download painting guide here !
[ Download ]



ブルーの部分はフィニッシャーズさん
の「ロッシブルー」を使う。

こんな感じに塗り分ける。

タミヤの2009キットにも塗り分けの境目用デカールが付いていたが、クリアデカールに塗料を吹いて境目用のデカールを作ってみる。

こんな感じで細切りにして塗り分けの境目に使えば、マスキングそのままよりもラインがクッキリ再現できる。

また、ウチの付属デカールのライン(FIATロゴの上)の青がこのメタリックブルーとピッタリ合わない(右の写真参照)ので、気になる場合は同様に塗料を吹いたラインデカールを上から重ね貼りすることをお勧めします。
ま、あまり気にならないかもしれないですけど。

クリアを吹いて、裏側をフラットブラックで塗装。

スクリーンを取り付け。

シートカウル。犬ステッカーはシーズン前半の方を選択した。

タンクカバーから飛び出しているボックスにはカーボンデカールを貼る。

フロント上面にはロッシお約束のステッカー。

こんな感じでカウル関係完成。

カーボン地パーツはデカールで仕上げた。

リヤ周りから組んでいく。

エンジン&フレームも取説通りに組み立て。

マフラーとシートカウル装着。

フロントサスはタミヤのディテールアップパーツを使用。

まず、フォークとハンドル周りを組んでから・・・

ワンピースのカウルをかぶせる。

タンクを取り付け

最後にアンダーカウルを付けて・・・

完成!
2012年はロッシの復活に期待!!



時は流れて2013年。カタールの開幕戦のロッシ復活劇を見てロッシ号が作りたくなった・・・

仮組みしたまま何年も放置プレイだった2006年のM1を引っ張り出してみた(笑)

アッパーカウルの取付はビスではなく、ピンでハメ込むように加工。

カウルの下地塗装。

ホワイト→イエローで塗る。

ブルーノ部分は附属デカール。

ロゴデカールを貼って、クリアーがけ。
今回はイタリアGP仕様で作る。

クリアを何層か塗って、裏側をフラットブラックで塗装。

車体も組む。

タンクとシートカウルを乗せる。

最近のM1に比べるとテールカウルが随分スリムだな。

フロント足まわりも組んで・・・

アッパー&スクリーンを取り付けたら、

完成っす!

懐かしのキャメルカラー!!




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