MOTO-GP界期待の新人、ロレンゾの2006年型RSW250を製作する。 ベースにするのは前回作った2005年の車体だ。 2006年、アプリリアのワークスマシーンに完全新規の新型フレームが採用された。それまでのバフがけされたクネクネフレームから、日本車のようなストレート形状に変化している。 フレームに加えて外装関係も形状変更。 ガソリンタンクの形状も一新されたので06バージョンのタンクを製作した。 #48ロレンゾだけは特殊なタンクパッドを装着していたので、それを再現した。 トップスタジオのRC211V用レーシングスタンドを作る。この汎用タイプのスタンドは各チームで使われていて、アプリリアの各チームでも使用されていたようだ。 S27から発売されていたRC211V用スタンドはメタル製だったので組立にチョットした手間がかかったが、これはレジンで出来ているので簡単に組み立てることが可能。 メタルなどを使った重量のあるキットだと強度的に不安があるが、オールレジンのこのアプリリアであれば問題ないだろう。 各パーツをレジンで複製。タイヤのラバー以外はオールレジンでパーツ総数47個と、ずいぶん多くなってしまった。 タンクはロレンゾ号バージョンとスタンダードバージョンを二つ入れた。 タンク左上部のブリーザーパイプ用の突起をプラ棒で再現。 アッパーカウルステーは真鍮パイプで再現する。 ハンドルバーは2mmの真鍮パイプで別パーツに作り直すと見た目がグッド。 各パーツを組み立て仮組みする。 こんな感じ。 MOTO-GPマシーンもカッコイイが、2st 250ccレーサーもシャープでカッコイイ! カウルをサーフェーサーで下地処理→ベースのホワイトで塗装。 クレオス#79「シャインレッド」で塗装。 ブラックの部分を塗装。 デカール貼り。今回のデカールは印刷業者が塗料を変更したために、チョット硬い感じだ。耐クリア性や強度はあるのだが、カタ過ぎて伸びにくい。コシがある過ぎる感じ。マークソフターが効かないので、ドライヤーで曲面に馴染ませながら貼った。 各パーツをメッシュでカーボン塗装。シート下のチャンバーは焼け跡塗装。 写真ではわかりにくいが、スイングアームもカーボン塗装した。デカール貼り後半ツヤクリアでコート。 トップスタジオのRC211V用レーシングスタンドはクレオスの特殊金属カラー(スーパーファインシルバーだったかな? )で塗装。なかなか良い輝きだ。 リヤホイールを組み込む。 フレームにはトランスボンダーも取り付けた。 リヤサス&リンク機構も組み付ける。 左下側のチャンバーも取り付け。 ハンドル&メーター周り。 恒例(?)のネイキッド状態。 仮組の済んだスクリーンにデカールを貼って・・・ アッパーカウルに取り付ける。 フレーム本体と合体。しっかり固定するために、カウル右横のピンで串刺しにしている。 フロント足回りの組み付け。 シートカウル。タンクとは太めの真鍮線でしっかり固定する。 シートストッパーは0.5mmプラ板を切り出して貼っている。 タンク&シートカウルもフレームにしっかり固定する。 でもって、ロレンゾ2006年250ccクラスチャンピオンマシーン完成! この後ろからのフォルムがたまらん・・・(笑) 続いて2年連続チャンピオンマシーン'07 RSW250を製作する。 前年の'06とカラーリングを含めてほとんど変化がないように見えるが、足回りなどに細かい変更を受けている。 まずはホイール。2007年シーズンから登場したマルケジーニの渦巻きスポークタイプ。 アプリリア系の各チームはこの渦巻きタイプとU字型スポークタイプのマルケジーニ2種類と、ワークスのカーボン5本スポークタイプの計3種を、場面場面で使い分けていたようだ。 2007年よりオーリンズ製フロントサスペンションも変わり、ボトムケースの形状などが大きく変更されている。 ちなみにブレンボのブレーキキャリパーも新型タイプ。 今回は渦巻きスポークタイプのホイールで製作を進める。 アプリリアのマシーン、パッと見は毎年同じように見えて、毎年アチコチ変わってます。 さっとカウルを塗装。 塗り分け塗装&デカール貼り。 フロントサス・ブレーキキャリパー。2006モデルとは各部が一新されているのがわかる。 ホイールはマルケ渦巻きタイプが一番よく使われていたようだ。 その他の部分は'06とほとんど同じ。 リヤシート下には後方を移す車載カメラから写る位置に、ロレンゾ帝国(?)ステッカーが貼られていたのでお忘れなく。 。 二年連続チャンピオンマシーン、ロレンゾ号2007年モデル完成! やっぱ、ゼッケン#1はいいっす。 |