'03 HONDA RC211V + Daijiro Katoh

エレール社の1/12キットに付属しているライダーフィギアを流用して、タミヤのRC211Vに乗せられる大治郎のフィギアを製作することにした。
ヘルメットは自作し、ボディーはエレール社製「1/12 YZR-M1」キットに付属しているフィギアを改造する。

まずはフィギアの手足をタミヤのRC211Vにフィットするように位置を調節しながら接着(隙間はパテ埋め)
手足の付け根の位置調節のみですんなりフィット。

大ちゃんが2003年使用していたヘルメットは、完全新設計されたSHOEIの最新型X-11。レジンの固まりを写真を見ながら削りだしてベースの帽体を作り、細かい部分はパテで成形。

背中や膝のシャーリング、肩のプロテクターなどはエポパテで追加。その他細かい部分も改造している。
首は別パーツを作り、ヘルメットとボディーに上手く合体するようにした。

バイクにまたがらせてみる。手首の角度を少し再調節した。
このフィギアはMaxさん主催のモデラーGP2003の〆切に間に合わせたいので、急いで作らなければ・・・

ヘルメットはシリコン型で複製。
メットはフィギア用と別にもう一個作る予定。

次はデカール作り。イラストレーターで元データを作成。これが面倒くさい!
毎晩夜更かししてシコシコ作る。

曲面に貼ってピッタリなるように試行錯誤を繰り返す。それにしても大ちゃんメット・・・グラフィックが複雑すぎ・・・(涙)

おおまかなデカールが出来たら、試しに未塗装のヘルメットに貼ってみて寸法を再確認する。
しっかし、細かく複雑なデザインだな〜。このデカール作りに10時間くらいかかった(笑)

ボディーも塗装してみた。
カラフルなグローブはデカールで再現しようと思っていたのだが、複雑すぎるので筆塗りで塗り分けた。
開幕前のテストから見ると大治郎の履いていたブーツは何種類かあるようだ。

ここで大治郎の車体に乗せてみる。・・・・あれ? なんだかうまく乗らない・・・エイ、エイ! ボキッ!!
ステップが折れた(涙)
ビアッジ号にはピッタリ乗ったのに・・・??
ここで重大なことに気づいてしまった。このRC211V大治郎号は実車同様ステップ位置を変更していたことに・・・ステップの位置が違うので、シートやハンドルとの距離が変わってしまい、キットそのままのライディングポジションのビアッジ号には合っていたのだが、改造した大治郎号には乗らなくなってしまった(涙)ショック〜!

モデラーGP出展予定の大治郎の車体に傷を付けたくなかったので、ビアッジのキャメル211V(大治郎号と同じショートタンクカバー&小柄シート)でフィギアの仮組をしていたのが仇になった(大涙)

モデラーGPの〆切を考えるとフィギアを作り直している時間はないので、このフィギアは昨年末に作ったセテ・ジベルノーのマシーンに乗せることにした。
セテ号の外装と交換するため、必要な部分の大治郎のカウルを急遽作った

レジンで複製したヘルメットは、サーフェーサーで下地作りをしホワイトで塗装。
数日間乾燥させたら、苦労して製作した自作デカールを貼っていく。

水色部分のデカールは実物同様、電気配線のような模様とグラデーションを入れている。小さすぎて分かりづらいが・・・
この自作デカールはモデラーズの透明デカールシートに印刷しているのだが、とても貼りやすい。マークソフターを付ければ曲面にも良く馴染み、破れにくく、伸びも良い。

ボディーにも自作デカールを貼り、フラットベースでつや消し調に仕上げる。スポンサーデカールを貼るとグッと見栄えが良くなるな〜(嬉)

ヘルメットはクリヤーを吹いてゴム縁の部分をブラックで塗装した。
カタルニアテスト仕様と開幕戦鈴鹿の予選一日目仕様。と二つ作った。

首の後ろに筆を切ったものを貼り付けて、大ちゃんの茶髪を再現した。メットの後ろ側からチョコッとだけハミ出させている。細かいところだが後ろ髪が出てるとリアル感が増す。
スクリーンは0.2mm透明プラバンを切り出して、丸いモノに巻き付けて癖を付けたあと裏側をスモークで塗装。両面テープでヘルメットに貼りつけている。

大ちゃんフィギア完成!


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