'01 NASTRO AZZURRO HONDA NSR500 (ITALERI)


イタレリ1/9スケールの'02 RC211Vの出来が良かったので、1/6スケールのNSR500も買っちゃいました。「これに手を出したら大変だぞ〜」と思いながらも、購買欲を押さえることが出来ずに・・・(笑)

箱は「ここまでデカくする必要があるのだろうか?」ってくらいデカイ!中身から考えてももうチョット小さくできると思うのだが、外人は大きい箱の方が喜ぶのだろうか?(笑)
パッケージも凝っていて、マジックテープで開閉出来る箱を開けると、塗装済みのダイキャストパーツがNSR500のシェイプにくり抜かれた小窓にディスプレイされている。

ビニールを開封してパーツをチェック・・・・なんだかな〜。
1/6というビッグスケールにもかかわらず、部品点数は限りなく少なく構成され、カウルなどもずいぶん分厚い。パッケージに金かけるなら中身にコスト割いてほしかったな〜と思う(笑)
まあこのキットは細かい組み立て・塗装を行わなくても付属のシールで(カルトグラフ製!)気軽に完成させられるといった趣旨のオモチャ的な商品のようなので、これはこれでアリなのかもしれない。しかしスケールモデル的な観点でこのキットを見るとかなり不満が残る。
キット付属のシールはイマイチなのだが、プロタージャパンが別途カルトグラフ製デカールを限定販売してくれたので、このデカールを使用して製作する。


1/12スケールの01NSR500とガソリンタンク。同社の1/9スケールでも大きいと思っていたが、1/6ともなると化け物(?)並みにデカい・・・

塗装済みダイキャストパーツのメインフレーム。イグニッションコイルやメーター下のパーツ、ステップホルダーまで一体成型。この大きさなんだから、別パーツにしてくれてもいいのに・・・
ステップホルダーはずいぶんとブ厚い。硬そうなメタルなので削るの大変だ(涙)


スイングアームも同じく塗装済みダイキャストパーツ。リヤキャリパーも一体成型。
Fブレーキのブレンボキャリパーとブラケットなんか形状違わない?このビッグスケールなのに、キャリパーの裏側無いし・・・

これまた一体成型のハンドル周り。モールドあま過ぎ!形状もテキトー(笑)
エンジンもパーツ点数少な!スモールスケールをそのままデカくしたような大雑把な感じ。
1/9スケールで見せたシャープなモールドはどこへ・・・?

チャンバーくらいはちゃんと4本に分けてほしかったな〜。サイレンサーももちろん一体成型。

肉厚タップリ、頑丈そうなカウル類。スクリーンもかなりの厚み。

1/6スケールのWGPマシーンをリリースしてくれただけでも嬉しいことは嬉しいのだが、このサイズのキットになるとタミヤの1/12ビッグスケールF1マシーンのような製品を期待してしまう。タミヤもこのスケールのGPマシーンキットをリリースしてくれないかな?1992YZR500なんかだったら最高!

・・・・・・ユーザーの勝手な文句&ワガママはこのくらいにして、製作を開始するか(笑)
細かいディテールに手を入れだしたらキリがなさそうなので、小改造で小綺麗に完成させるつもり。


とりあえず仮組してみた。・・・・いや〜、ホントにデカイ(笑)
(手前にあるのはixoの1/24モデル)

全体のプロポーションはなかなか良い。

厚ボッタイカウル類のエッジやスリット部分はヤスリで削って薄く加工。パーツが大きいので、薄々加工も結構な手間だ。手が腱鞘炎になりそう・・・(涙)
チャンバーなどのメッキパーツは、シンナーでクリヤー層を溶かした後、キッチンハイターでメッキを剥がした。

まずはカウルの下地塗装。合わせ目を消した後、サーフェーサー→ピュアーホワイト。
パーツが大きいので塗料の消費量もかなりのものだ。

カウル塗装後カルトデカールを貼る。このデカールは発色・印刷の質・隠蔽力、どれをとっても完璧!大きなデカールも貼りやすく破れるようなことはなかった。流石カルトグラフ!

シートカウルのブルー&ガンメタのグラデーション部分はデカールが付いていないので、エアブラシで塗り分けをしなければならない。
ブルーを塗装後、下の部分のデカールを先に貼り、クリヤーでコーティング。その後ガンメタを吹く。

シートカウルのガンメタ&ブルーのグラデーションをエアブラシで塗装。
アンダーカウル下とテールカウルの先っぽにあるはずの白い「HONDA」ロゴのデカールが付いてなかったので、タミヤのキットデカールから拝借した。

後はクリヤーを重ね塗りして、研ぎ出しする。

塗装済みのメインフレーム&スイングアームだが、合わせ目を消したいのと、元の塗装が安っぽいので再塗装。
ペーパーで足付けをしてサーフェーサーを吹き下地を作る。

ステップバーにはいつものようにデザインナイフとヤスリでモールドを追加。大きいのでやりやすい。
ロッシのマシーンは右ステップ半分がパターンの違うモールドが施されているので、それを再現してみた。

一体パーツのチャンバーはサイレンサーとの結合部で一度切り離し、プラ棒で差し込み口を作り直した。プラ板・ステンレス線でスプリングフックも追加。

カウルの裏側にはカーボンパターンのデカールを貼る。完成後も見える箇所なので、やった方が見栄えが良いと思う。

チャンバーにはエアブラシでいつもの焼け跡風塗装。
サイレンサーにはスタジオ27のカーボンデカールを貼り、リベットを虫ピンで再現してある。

実車とはビミョ〜に形状が違うフロントブレーキ周り・・・無視して塗装して組み上げる(笑)

ブ厚いキットのスクリーンを元型に0.5mm塩ビ板のバキュームフォームで自作スクリーンを製作。段付きスクリーンのためか元方の形状がダルなせいか、納得のいく形状が出せなかった(涙)
虫ピンで固定。

リヤ周りの組み込み。Rフェンダーはカーボン風塗装。
くどいようだが、タイヤ太っ!

フロント周りと合体!
仮組みの段階では気づかなかったのだが、ハンドルの取り付け角度がおかしい。レバーが上向き過ぎ。
一度切り離して角度を修正して付け直した。

その他のパーツとカウル類の組み込み。
デカイ割りにはパーツ点数少ないので、ササッと進む。

やっと完成!
・・・したのはいいけれど・・デカイし重いし、どこに置こう?(笑)

ボリューム満点の1/6スケール。いつも作っている1/12とは迫力が違う。
思わず同社の1/6 YZR500 '01もほしくなる(笑)


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